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チノパンツ

白い軍服を染めたことから、カーキ色のチノパンツは生まれた

ブルックス ブラザーズのカジュアルパンツの代表的な存在、チノパンツの生みの親は、19世紀中頃にインド駐留の英国軍司令官だったハリー・ラムデン卿です。当時、軍人たちが着用していた白い軍服がすぐに汚れてしまうことを杞憂した彼が、白い軍服をコーヒー、カレー粉、桑の実で黄褐色=カーキに染めたのです。

この色は汚れが目立たないばかりか、兵士たちをカモフラージュするときにも非常に有効でした。ちなみに“カーキ”はヒンディー語で「埃の色」を意味します。そして1880年代には英国陸軍にカーキの軍服が制式に採用されました。

1898年、フィリピンでスペインと戦っていたアメリカ軍の軍服にも同じような色のコットン素材が採用されますが、一説ではこの素材が中国を経由したものだったので、中国を意味する「チノ」と名付けられたと言われています。

さらに第二次世界大戦後、帰国したGIたちが日常着としてチノパンツを着用し、軍の余剰品が市場に出回るようになると、機能的で履き心地がよく、堅牢なこのチノパンツは一気に市民権を得るようになりました。アイビーリーガーに代表される学生たちから、ジョン・F・ケネディ、スティーブ・マックイーンなどの有名人も愛用し、アメリカンスタイルを象徴するアイテムへとなっていったわけです。

ブルックス ブラザーズでもチノパンツはさまざまなモデルがつくられてきましたが、メンズの最新作「アドバンテージ・チノ」は、シワになりにくさ、家庭で洗濯可能という従来のモデルの利便性はそのままに、新たにポリウレタンを素材に加えたことでストレッチ性が備わり、穿き心地もいっそう快適になりました。

加えて、スリムな「ミラノ」、スリムながらストレートシルエットの「クラーク」、プリーツフロントでゆったりしたシルエットの「エリオット」と3種類のフィットから好みのシルエットが選べます。さらにメンズだけでなく、ウィメンズやキッズのチノパンツも揃っています。

男女や年齢を問わず、カジュアルからビジネスまでチノパンツを選択できるシーンが増えている昨今、さらなる活躍が約束されている画期的なボトムスと言えます。

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