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「最高品質の商品だけをつくり、取り扱うこと」。1818年、ヘンリー・サンズ・ブルックスがニューヨークに店舗を開いたころから、その指針は今でも変わることはありません。入社した当時、私たちはよく“ブルクシー”であれ、と言われました。
ブルクシーであるためには、若い人は若い人なりの自分磨きが大切になってきます。良いサービスを受けに一流のレストランやホテルに行くことはできなくても、良いものを見たり読書したりすることで磨かれていく。私も、若いころは自分への投資だと思い、なるべく上質なものに触れるようにしました。
磨かれた内面は目に見えないようでいて、ある程度の年齢になった時に、じんわりと体からにじみ出るようになるものです。
「若い人は、劇的に変わっていく」。私はよく新卒の社員にこう言います。大丈夫かなとハラハラしながら見ていた人が、入社して半年ほど過ぎたあたりで、ある日突然成長している。新卒の人にはこのようなケースが多いのです。彼らに共通して言えるのは、素直だという点。素直な人は吸収力や柔軟性、そして失敗しても卑屈にならず笑って立ち直る前向きな姿勢を持っている。だから、ぐんぐん伸びていくのです。
若いうちはテクニックに走るよりも、素直であることが重要だと私は思います。経験を積んでいない人のテクニックは、所詮うわべにしか過ぎない。そのような接客は、お客様にすぐ見抜かれてしまいます。